2013年5月24日金曜日
いや〜驚きました!というか、理想の組み合わせじゃないですか!(組み込み分野ですよあくまでも!私は携帯分野に全く興味はないです キリッ! )
この階層構造でもわかるように、Androidのアプリ開発の部分をJavaじゃなくてQMLにするためにDalvicを捨てて、Qtフレームワークを導入!
いつも、セミナーとか、懇親会で喋ってるように、今時のARM系のSoCのBSP(SDK)はマルチメディアやディスプレイ周りデバドラはAndroid用しかサポートしていません。
なので、ARM系のSoCを組み込みに使おうとすると、おのずとAndroidを組み込むしか無かったのです。
でも、昨今、Firefox OSやUbuntu Touchなどの第3極のモバイルOSがその回答を出してくれて、Androidを踏み台にして下回りだけを採用して、下回りと独自の上回りを使いそれぞれのモバイルOSをリリースして来ました。
ピュアなLinux Kernelじゃなくて、Android Kernel(一言で極端な定義をするとBianicを使用してAndroidの作法に基づいたマルチメディア系の処理をする)の採用が進めば、ハード屋さん的には、とってもエコなシステムが完成する。安い中華チップも手に入りさえすれば、オープンソースの部分で何とか使っていくことも可能になると思われます。
今までもQtは色々なOSの上にポーティングされてきましたが、このAndrod Kernel+Qtと言う組み合わせをまさに待っていました!
起動時間のベンチマークも一応発表されています。
現時点で動くハードウェアとしては下記の3機種みたいです。
- Google Nexus 7 - 1.2 GHz Quad-Core ARM Cortex A9, Tegra 3 GPU, 1GB RAM
- Beagle Board xM - 1GHz ARM Cortex A8, PowerVR SGX530 GPU, 512MB RAM
- Boundary Devices SabreLite (Freescale i.MX 6) – 1 GHz Quad-Core ARM Cortex A9, Vivante GC2000 GPU, 1GB RAM
Qt/QML的には下記の機能は当然入っているようです。
- Qt Core, Qt Gui, Qt Network, Qt Widgets, Qt Xml
- Qt QML and Qt Quick
- Qt Quick Controls
- Qt Graphical Effects
- Boot to Qt specific additions, including virtual keyboard, brightness control and power off/reboot functionality
動画のデモンストレーションはこちら!
ただ、理想的にはQMLだけではなくC++でのネーティブ開発も出来たら良いな〜!と
そうそう、このB2QtとUbuntu Touchの切り分けがががが・・・
組み込み屋的には
- Ubuntu(Touch):Xorgを捨てて、独自のMirサーバーを採用することにより、モバイルからデスクトップまでスケーラブルな選択が可能
- Firefox OS:Boot to Geckoなので、HTML5などのWeb技術を中心としたアプリ、Webサービスでの選択には有利
- Boot to Qt:今までのLinuxの組み込みにおいてSoCの選択の幅が出てくることでの利用が可能
まあ、楽しそうなので (゚д゚)イーヨイイヨー
詳しくはこちらへ!
Introducing Boot to Qt – A Technology Preview
http://blog.qt.digia.com/blog/2013/05/21/introducing-boot-to-qt-a-technology-preview/
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1 コメント:
残念なのが、商用ラインセンスonlyな感じなんですよね…
#解禁されるといいなぁ
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